北朝鮮 ミサイル 速報 2013 [時事]
池上彰の学べるニュースで北朝鮮のミサイル発射の目的について、池上彰さんがわかりやすく、丁寧な説明をしていたのを見たので少し自分なりにまとめてみました。
北朝鮮のミサイル発射の脅しについて
今年(2013年)の4月になってから、
やたらと北朝鮮が攻撃姿勢(挑発)をみせてました。
その理由としてはアメリカと韓国の合同演習にあるそうです。
そもそも北朝鮮と韓国の間にはいまだに戦争状態が続いており、それがいまは休戦協定を結んでいる状態なんです。
そこで戦争が再開されないよう、韓国はアメリカと一緒に毎年この時期に軍事演習を行い、北朝鮮に圧力をかけています。
ところが、今回アメリカは北朝鮮にさらに強い圧力をかけようと、ステルス爆撃機(北朝鮮のレーダーにうつらない核爆弾も搭載できる戦闘機)を持ち出して演習を開始したのが、北朝鮮が挑発を始めたきっかけです。
アメリカとしては「いつでも攻撃できるんだぞ!」という意味あいでステルス爆撃機を韓国との合同演習で使用することで圧力をかけました。それに北朝鮮はあせりを感じこれまでの挑発行為(ミサイルでの攻撃をするぞ!)をしてきたそうです。
つまり北朝鮮は軍事力で圧力をかけてくるアメリカに対して、攻撃姿勢を見せることでアメリカの演習をやめさせる。
あわよくば、休戦協定を平和協定に結び付けたい。そういった狙いがあるようです。
4月は記念日が多い
北朝鮮がミサイルで挑発を繰り返す狙いとして、4月は北朝鮮の記念日が多いためでもあるそうです。
毎年北朝鮮が何かしらの問題を起こすのは大体4月みたいで、記念日の日が多くある。
それもあって今年(2013年)の4月になってからこれだけの挑発行為を繰り返しているようです。
各国の対策
アメリカの動きで新たにみられたのは、中国政府に「北朝鮮があんなことしてるのは、あんたの国の責任でもあるんだから責任とって北朝鮮をなだめてよ!」と外交官を派遣させて呼びかけたそうですが、中国政府としても「いや、もう手におえません。」と言った返答をしたせいで泥沼化しているようです。
アメリカはオバマ大統領の方針で戦争はあまりしないという考えをもっているようです。
(北朝鮮と戦争をすることでお金がすごくかかる。アメリカは不景気状態なのであまり戦争を行いたくない。)
韓国の動きで見られるのは、北朝鮮と武力ではなく、話し合いで解決する道を模索しているみたいです。
韓国の企業の工場は北朝鮮の領土にもあるそうなんですが、4月に入ってから国境近くを北朝鮮がふさいでしまった為に工場が稼動しなくなってしまいました。それもあって韓国の有名企業の生産性が落ちていくことに不安をもった海外の投資家たちがいっせいに韓国の企業の株を売り出してしまい、韓国政府は経済的に被害を受け始めたことがきっかけです。
これからどうなる
アメリカと韓国の合同演習は4月いっぱいまで続くそうですが、それを過ぎたあとも北朝鮮がミサイルを使った脅しを行うのかはまだわかりません。ひとついえるのは池上彰さんいわく「北朝鮮がミサイルを使った脅しに対して、おびえて下手にでるとむこう(北朝鮮)のつぼにはまるだけ、脅しに屈せず冷静な対応を模索していくことが重要」と話してました。
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